写実的な絵を描きたいと思っても、その資料がないと描けないですよね。私も最初スマホしかなかった状態からどのように資料を作っていったかを解説していきます。
1スマホで資料作りする場合
最近のスマホは機能が優れていて、超広角、広角、望遠(標準)の3つレンズが付いていると思いますが、その場合望遠レンズで撮影してください。そしてモチーフ(モデル)からなるべく離れて撮影してください。
望遠→広角→超広角の順でレンズによる歪みが大きくなるからです。もし広角レンズ一つしかない場合でもモチーフ(モデル)から最低1mは離れて撮影しましょう。特に画面の端がパースがつきすぎるので、モチーフ(モデル)は画面の真ん中に入れましょう。
2一眼レフカメラ(ミラーレス)を使う場合
スマホだと撮りづらい場合は、一眼レフカメラ(ミラーレス)がおすすめです。今だと一眼レフよりもミラーレス一眼レフカメラがおすすめです。新型のカメラだと高いので、少し型落ちで十分です。
ソニー、オリンパス、キャノン、ニコン、富士フィルムと色々ありますが、好きなメーカーを選んでもらって大丈夫です。それとシンデレラレンズと呼ばれる明るい単焦点レンズも買ってください。シンデレラレンズ(各メーカーが出している格安の明るい単焦点の標準レンズ2万円くらい)
それとカメラのセンサーサイズによって、中判、フルサイズ、apsc、マイクロフォーサイズ、と種類があるのですが、(価格の高い順)、apscとマイクロフォーサーズで十分です。今だったら5万円ほどで手に入ります。
3 モデル探し
静物画や風景画なら自分で物を揃えたり、足を運んだりすれば良いのですが、人物を撮影する場合はモデルが必要です。ご家族がいる場合や、友人知人に頼める場合は良いのですが、いない場合どうするべきか?
私の場合は撮影会に参加してみることをお勧めします。
1対1の撮影ではなく囲み撮影がお勧めです。最初はどのモデルが良いのか分からないし、カメラの操作にも慣れなくてはなりません。1対1よりも囲みの方が費用も安く済みます。
初めはフレッシュ撮影会が良いと思います。こちらの撮影会は野外での撮影が主の撮影会なのですが、囲み撮影で一日3時間と長い時間撮影できて約5千円と格安です。
では次に個別に撮影する場合はどうすべきか?Twitterで検索してみましょう。『被写体モデル、撮影会、フリーモデル』などとキーワードを入力すればモデルさんにたどり着けます。フォローしてDMでやり取りすればOKです。でもなるべく安く済ませたいのなら撮影会モデルがお勧めです。
絵のモデルになりそうな人をその撮影会で何度か撮影して、信頼を得られればリクエスト撮影会を申し込みできます。2時間以上の枠を申し込みしなければならないので高額になりますが、本当に自分が望む設定で撮影したいのであればリクエスト撮影をしなければなりません。
4写真を勉強する
カメラも用意して、モデルも準備して、さあ撮影となっても写真の知識がないと良い撮影ができません。人物画を描くならポートレート撮影の撮影の知識も必要になります。特に西洋の古典の写実表現は今の美術界で学ぶよりも写真の勉強をすることで学べることがたくさんあります。特に光については写真で学ぶことができます。写真も並行して学んでみましょう。
以上、写実表現をする資料作りのための提案でした。
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