クロッキーって知っていますか?
短時間で描く絵のことなんですが、大体15分、10分、5分、1分などの時間で描いていきます。絵を描く時に形が正確に取れた方が良いですよね。クロッキーはその能力を鍛えることができます。
絵を描き始めの頃は、物を見てもその通りに描くのが難しいと思いますが、その原因が目の動きと手の動きがバラバラだからです。でもクロッキーをすることによって、目の動きと手の動きを一致させることができます。(それでも完璧にはなりませんが)イメージ的には野球の素振りなどのスポーツと同じですね。
毎日短時間でも効果があるので、やってみましょう!
必要な道具
柔らかい6Bくらいの鉛筆 100均のA4もしくはB5のスケッチブック 同じサイズの白い紙(スケッチブックの紙を破いても可)キッチンタイマー(スマホでも可)
鉛筆はなるべく芯が柔らかいものが良いです。(Hが固くBは柔らかい)スケッチブックはなんでも良いですが、大きすぎない方が良いです。白い紙は後で必要になります。
やり方
絵画教室などでは実際のモデルさんを見ながら行うのですが、自宅では難しいので自分の利き手と反対の手をクロッキーします。私の場合は左手です。手首も必ず入れるようにします。
1右側にスケッチブックを開いて描く準備をします。
2左手の下に白い紙を敷きます。(背景に余計なものがあると描きにくいため)
3タイマーをセットして(初めは15分くらい)
4左手のポーズを決めて描き始めます。
ポイントは描き急がないこと!この練習の目的は目の動きと手の動きを一致させることなので、時間内に描き終わらなくても良いです。
それと描く前に左手をよく見て、大まかなアタリを先に薄くひいておくと良いでしょう。また、描く線はなるべく長く描くようにしましょう。練り消しなどの消しゴムは使いません。自分の描いている鉛筆を見るのではなく、なるべく左手を見続けながら描いていきます。
時間はやり方が色々あるのですが、15分から始めて10分、5分、1分と短くする方法と15分もしくは10分の固定の時間でやる方法があります。初めのうちは15分固定で毎日1回やるくらいが良いと思います。(あまり時間が短すぎると、何が何だかわからない絵になってしまうので)
手のポーズなのですが、最初は横向きなどにした方が描きやすいです。指先をこちらに向けている構図にすると難易度が上がってしまいます。最初は手のひらを広げた形や、握った形など簡単なポーズからやってみましょう。慣れてきたら難しいポーズに挑戦してみたり、陰影をつけたり、線の引き方も工夫すると面白いですね。
ポイントは毎日練習すること。
毎日練習していると、あるとき目の神経と手の神経がつながる感覚がわかるようになります。そうすると模写などをする時に形を捉えるのが早くなります。
一回一回に一喜一憂しないで、毎日の習慣にしましょう。
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