画力向上に役に立った本1 『脳の右側で描け』

この本は私が絵を本格的に描こうとして初めて買った本です。海外の講師の著作なのですが、写実的な絵を描くための導入として役に立ちました。デッサンの基礎とも言えます。

普段私たちは左脳で物事を処理しています。あれは車だ、木だ、家だ、などと言葉で物事を捉えて(ラベリング)していますよね。その方が日常生活では物事の処理が早いのですが、こと絵を描く時には邪魔をします。先入観があると物をありのままに描くことができなくなってしまうのです。

この本ではその先入観を取り払う方法が潤を追って解説されています。誰でもが絵を描けるようなステップになっています。特にエッジ、スペース、ネガとポジ、光と影、人の顔を描く、の星は勉強になりました。

私自身、人の顔を描くのが好きなのですが、どうしても形をとるのに苦労していました。その時にこの本で覚えたことが役に立っています。また覚えてしまえば、なーんだこういうことかと思われるかもしれません。ただその為にはたゆまない訓練が必要になるわけですが。初心者の方にお勧めの本です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です